中国での介護サービス事業を本格化させるため、Webサイトのリニューアルを実施。 さらに、Alibaba Cloud の仕様を見直すことで運用コストを 40% 削減を達成。

ニチイ学館

https://www.nichii.net.cn/
概略
ニチイ学館は中国市場で展開するインターネットサービスのシステム基盤としてAlibaba Cloud を採用することで、大幅なコスト削減とともに、充実した支援体制による安定稼働を実現。
ご利用製品
ECS / CDN
提携パートナー

プラスチャイナ株式会社
世界中のウェブやアプリで利用できるAPI、SDK等の提供、診断・運用・保守ツール等のウェブアプリケーションの開発をメインに、中国社会の変化に常に対応し、特殊なウェブ環境にある中国向けの技術開発をしています。

ニチイ学館のご紹介

ニチイ学館は1968年の創業以来、長年にわたって医療機関の医事業務受託、医療機関向け経営コンサルティング、医療事務教育事業などの医療関連サービスを展開してきた。

1996年には介護事業へ参入し、訪問介護・通所介護や有料老人ホームの運営、さらには家事代行などの保険外サービスなどトータルな介護サービスを提供。一方、医療事務教育から始まった教育事業は保育・介護まで幅を広げ全国300教室と通信教育で資格講座を開講。

近年は保育園の運営、英会話教室「COCO塾」をはじめとする語学教育事業も展開するなど、事業の多角化を積極的に進めている。

ニチイ学館では2012年、中国・上海に現地法人を設立し、中国市場向けに介護を中心とするビジネスに取り組み始めた。中国ビジネスを担当するグローバル事業本部 中国事業部の関 隆顕氏は、中国進出の狙いを次のように説明する。

「中国では日本以上のスピードで急速に高齢化が進んでおり、高齢者介護が社会問題化しつつあります。これに対応するために各地の地方政府では状況に応じた取り組みを進めており、例えば上海市では『9073』という目標を掲げています。これは介護の90%を在宅で、7%を地域コミュニティ、3%を専門施設で行うという施策です。中国では、家政婦を雇って介護するケースが一般的ですが、介護の専門知識に乏しいため要介護者への対応が困難な状況です。そこで日本国内で積み重ねてきた介護サービスや人材育成のノウハウを活用したビジネスを中国でも展開することにしました」(関氏)

中国では、介護サービスを中心に家政サービス、産前産後サービス、ベビーシッターサービスなどの生活支援サービスを提供すると同時に、ECサイトを通じて日本の子供用オムツを販売してきた。しかし、中国進出から5年が経過し、介護事業により注力していく方針が立てられた。

「これまでは中国の市場環境にあわせて高齢者から幼児まで幅広い世代を対象に事業を展開していました。しかし当社の本業は、あくまでも介護です。これまでの地道な営業やPR活動が実を結び、お陰様でBtoB市場においてはニチイの知名度は高まり、養老施設の受託やスタッフ研修などの引き合いも増えてきました。今後は介護事業に注力していくため、ECサイトはオムツ完売後に閉鎖することにしました」(関氏)

課題

ニチイ学館では中国向けWebサイトを、介護事業を中心としたデザイン及びコンテンツに全面リニューアルし、同時にシステムインフラ面においても抜本的な見直しを施すべく、全面的な刷新を検討することにした。

「従来のWebサイトは必要に応じて継ぎ接ぎに拡張を繰り返してきたため、システムインフラが不十分でした。そもそもサイト運営を代理店任せにしていたので、改修を依頼してから完了するまでに時間がかかります。保守・運用にかかるコストが高いことも解決を急ぐべき課題でした。そこでWebサイトのインフラや運用体制を一から見直すことにしたわけです」(関氏)

Alibaba Cloud選定理由

Webサイトの刷新を決定したニチイ学館では、中国ビジネスを展開するWeb制作会社数社に提案を依頼。ベンダー選定の部分からコンペを実施することにした。その結果、ニチイ学館のビジネス戦略とコンテンツをよく理解したうえで、最適な提案したのが、レクサーだった。

「当社中国事業部では、中国のインターネット事情を知るために、レクサーが運営するオウンドメディア『中国Webマーケティングラボ』を購読していました。それをきっかけに同社に声を掛けたところ、当社の要件を満たす提案を短期間のうちにまとめてくれました。中国は法制度や商習慣の違いからWebサイトを開設・運営することが容易ではありません。その点、レクサーは中国のリアルな事情に精通しています。現地に拠点があり、実績も豊富でした。これらが決め手となり、中国Webサイトの刷新をレクサーに委託することにしました」(関氏)

レクサーでは、同社代表取締役の中島 嘉一氏が陣頭指揮を執ってWebサイトの刷新に着手。まず実施したのが、Webサイトのシステム基盤を置くクラウド事業者の選定だった。これまでのWebサイトは、中国現地法人が代理店経由で契約していたAlibaba Cloud 上にあった。

「当社が調査したところ、従来のWebサイトはサーバースペックが実態に合わず、事前検証を行うためのステージング環境も用意されていませんでした。代理店経由で運用していたため、保守・運用費も高く設定されていました。Alibaba Cloud そのものに問題があったわけではないため、クラウド事業者には引き続きAlibaba Cloud を利用することにしました」(中島氏)

Alibaba Cloudの継続利用を決めたのち、レクサーは利用シーンに合わせてAlibaba Cloudのスペックを最適化。合わせてステージング環境を用意するとともに、日本からのガバナンスを効かせるために、アカウントを中国から日本へ移行することにした。Webサイトの設計・構築からインフラの運用管理までをレクサーが一貫して担当するという体制にした結果、「運用管理コストが従来に比べて40%削減という効果が得られた」(関氏)という。

株式会社レクサー https://jp.alibabacloud.com/partner/lxr

構成図

ご利用製品

ECS

Alibaba Cloud ECSは、シンプルで無駄のない仮想サーバーサービスです。大規模環境を素早く構築 …

CDN

CDN (Content Delivery Network) はコンテンツをインターネットで世界中のユーザーに配信するための …