越境EC活用事例「CCTVホームショッピング日本健康生活館」がAlibaba Cloudを採用した理由

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株式会社日本ブランド 取締役 専務 柳川 和範氏

訪日観光客の「爆買い」を契機として、国内EC事業者の注目が高まりつつある中国向けの越境EC市場。経産省の調査*1では、2018年の中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は約1.5兆円へと拡大しています。

株式会社日本ブランドでは、中国最大の国営放送「CCTV」が運営するインターネットテレビショッピングモール「CCTVホームショッピング日本健康生活館」の総代理店を務め、2020年からはCCTVとしては初の越境型テレビショッピングもスタートする計画です。

時流を見極めて最適なサービスを展開し続ける日本ブランドの取締役 専務 柳川 和範氏に、「CCTVホームショッピング日本健康生活館」とテレビショッピングにかける期待とともに、越境ECの運営基盤にAlibaba Cloudを選択した理由を聞きました。

 

本日はよろしくお願いいたします。最初に、日本ブランド様の事業内容について教えてもらえますか?

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柳川:2016年創業の日本ブランドは「メディア動画ECプラットフォーム」を事業コンセプトに据え、日本の企業の商品を中国でPR・販売しています。

事業の軸は3つあります。商品を中国で魅力的に見せるためにブランディング&プロモーションを行う「メディア事業」、弊社が運営する越境ECモール・CCTVホームショッピング日本健康生活館での販売&貿易支援を行う「販売支援事業」、中国への商品販売についての法務的な問題や物流など事業の運営に関するノウハウを提供する「中国進出事業」です。

 

名前が挙がった「CCTVホームショッピング日本健康生活館」はどのようなサービスですか?

柳川:アジア最大の世界102か国に支社・メディアをもつ中国最大の国営放送であり、60チャンネル以上で24時間番組が放映され、1年間の広告収入は500億元(約7,500億円)にのぼると言われるCCTVが2017年に設立した中国最大のインターネットテレビショッピングモールCCTVMALLの“日本健康生活館”です。弊社は日本の総代理店になっています。簡単に言えば、日本の商品を中国に販売する越境ECですね。

このECのテーマは「礼尚往来」(礼 : 礼儀の美学は世界共通のブランドであり、人生最高のギフトであること。尚 : 時を超える価値観を尊ぶこと。往 : 贈り物文化のアウトバウンド。来 : 日中友好のインバウンド)です。具体的には、日本各地の高品質、且つ、安心・安全な美しいギフト商品を通じて日本の贈りもの文化及び日中の礼儀生活美学を融合する新しいライフスタイルの提案を展開しています。

 

中国最大の国営放送CCTVがECを運営することの強みはどこにあるのでしょうか?

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柳川:今年(2020年)からCCTVのテレビで商品紹介の番組を放映するテレビショッピングをスタートします。CCTVの視聴者は中国国内で1.2億家族、4億人と日本と比べものにならないほど多く、すでに中国の企業が行ったテレビショッピングの事例では、一商品の一番組(1時間)で売り上げた金額が300万元以上、四半期で売り上げた金額が1,500万元以上と、非常に高い効果を出しています。

ちなみに、CCTVで日本企業の商品のテレビショッピングを行うことは史上初めての試みです。実際の購入はテレビ画面に映し出されるQRコードをスマホで読み取ってECで購入するスタイルですが、CCTVがQRコードを使ってテレビショッピングを行うことも初めてのことです。

番組コーナー名は「日本健康生活館」、放映予定は毎週日曜日の19時20分からです。1商品8分程度で、合計4商品を紹介しようと考えています。商品紹介のコンテンツは弊社が入っている大手町の日本ビルヂングの地下に専用のスタジオがあるので、そこに中国で人気の女性や日本在住の元アナウンサーなどのKOLを呼び、番組の撮影、編集を行います。日本国内で番組制作が完成するところも大きなポイントですね。

 

ECだけでなくテレビショッピングも行うことで中国の新たな層に対して日本企業の商品をアプローチすることができそうですね。

柳川:そうですね。CCTVの会員構成を見ると、年齢層は40~60代が中心で、男性が6割強を占めているので、普段ネットで買い物をしない方にも商品の魅力を伝えることができると考えています。ありがたいことに既に大手企業を中心に60社ほどから依頼をいただいています。弊社までご連絡をいただければ金額や契約内容などの詳細をお伝えするので、これを読んだ方はお気軽にご連絡ください(笑)。

ちなみに今、CCTVホームショッピング日本健康生活館で最も売れているのは『SLAM DUNK』のフィギュアですね。やっぱり日本のアニメコンテンツは人気があります。他には、化粧品、美顔ローラー、日本のものは切れると評判なのか包丁もよく売れています。

 

面白そうですね。CCTVのネットワークを使うことで、日本のさまざまな魅力を中国に伝えることができて、ますますインバウンドの熱が高まる気がします。

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柳川:ありがとうございます。その点でいうと、CCTVホームショッピング日本健康生活館の面白いのは、日本企業だけでなく「日本の自治体」の魅力も伝えられることです。急増する中国のインバウンドに対して、各自治体は自分のところに誘致しようと考えています。そこで、たとえば長崎県ではイベント日程や観光情報などをまとめた中国向けPRサイトをCCTVホームショッピング日本健康生活館につくりました。

他にも、茨城県では「茨城県魅力映画支援事業」と題して、弊社代表であり映画監督である李纓が中国国内ネットワークを使い映画監督・映像プロデューサー・脚本家を茨城県に誘致しロケーションツアーを実施し、同時に弊社カメラマンも同行し、茨城県の魅力を映像制作しました。それを弊社の動画拡散プラットフォームで中国全土へ配信、さらに香港フィルムマート・上海フィルムマートへ出店し、茨城県の魅力をアピールしました。自治体のお手伝いをする機会はこれからも増えていくと思います。

 

なるほど。これらのサービスを稼働するためにAlibaba Cloudをご利用いただいているのですよね。きっかけは何だったのでしょうか?

柳川:中国向けの越境ECをはじめるにあたり、上海の会社で働いている知人に相談したことがきっかけです。知人からは、中国国内でWebサイトを開設するには「ICPライセンス」が必要になることなどを教えてもらいました。ただ、当社では立ち上げ当初はその準備も整っていなかったのでまずは香港にWebサーバーを設置することにしました。

知人からはWebサーバーの環境についてのアドバイスも受けました。中国ではAlibaba CloudがNo.1のクラウドサービスであり、サービスや価格の面で評価が高いという話を聞きました。

その話の後、すぐに日本でAlibaba Cloudを展開しているSBクラウドに問い合わせたのですよね(笑)。弊社のシステム担当がSBクラウド主催のセミナーにこまめに通うなどして、Alibaba Cloudのサービスへの理解を深めたため、導入もスムーズにいったと思います。

 

ありがとうございます。最後にシステム面で気になっていることやAlibaba Cloudに期待することを教えてください。

柳川:今のところ特に問題はありません。セール時などアクセスが集中する時間帯でも安定して運用できていると思います。サポートについても、導入時からSBクラウドの方が丁寧に対応いただいているので、安心して利用できています。

 

<関連リンク>
株式会社日本ブランド
CCTVホームショッピング日本健康生活館

 

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*1:平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190516002/20190516002.html