アリババの最先端のAI技術を提供!「AIプロフェッショナルサービス」とは(テックコラム)

f:id:sbc_matsui:20201002122918p:plain

 

先端テクノロジーの中でも常にトレンドとして挙げられるAI技術。一方で多くの事業者はAI技術の導入を検討する際、費用対効果やデータ収集、エンジニアがいないといった課題に直面します。ソフトバンクとアリババグループとのジョイントベンチャーであるSBクラウドでは、アジア最大のパブリッククラウドであるAlibaba CloudのAI技術を駆使したサービスを展開しています。

 

概要

・Alibaba Cloudは豊富なのAIプロダクトを有しており、中国最大級のECサイト「天猫」や「淘宝網」で蓄積される豊富かつ多彩な情報がバックボーンとなっている
・SBクラウドでは、その最先端のAI技術を活用し、お客様のビジネス発展を支援する「AIプロフェッショナルサービス」を提供
・実際にプロダクトを活用している日本企業ユーザーでも、確かな導入効果を実現

 

SBクラウドのAIプロフェッショナルサービスとは


Alibaba CloudのAIプロダクト

SBクラウドで取り扱うAlibaba Cloud はAI大国の中国で誕生したパブリッククラウドであり、中国最大級のショッピングモール「天猫(Tmall)」や「淘宝網(Taobao:タオバオ)」で蓄積される豊富かつ多彩な情報が、AI技術のバックボーンにあります。

そしてこれらのアリババグループのサービスに活用されているAI技術がAlibabaCloudのプロダクトとして日々リリースされており、AI技術に関連するプロダクトは100件以上にもなります。

Alibaba Cloud Data Intelligent Stack
〈Alibaba Cloudのデータ活用・AI関連プロダクト〉

対応する範囲も画像認識、自然言語処理などの各テーマに特化したもののほか、機械学習開発プラットフォームという形での提供など、幅広いラインナップになっています。
 一例)
  画像認識  :類似画像検索、OCR、顔認識、違反行動の認識
  自然言語処理:感情分析、商品評価分析、機械翻訳

とはいえ、どのクラウドでもAIプロダクトを100%使いこなすには、データサイエンスの知識や周辺システムの開発が必要になる場合が多いです。そういったお客様のために、SBクラウドのAIエンジニアリングチームでは、Alibaba Cloud・データサイエンスのプロフェッショナルによるサービスを展開しています。

アリババグループの最新テクノロジーを活用し、日本企業をサポート

SBクラウドには、クラウドの構築・導入を支援するプロフェッショナルサービスがあります。その中でもAIに特化したプロフェッショナルサービスを提供するチームのが、AIエンジニアリングチーム。AIに関する実績と経験豊富なエンジニアで構成されています。

プロフェッショナルサービスの位置付け
〈プロフェッショナルサービスの位置付け〉

※プロフェッショナルサービスについての記事はこちら

同チームの提供するサービスでは、初期コストを抑えたスモールスタートが可能です。費用対効果が不明瞭というAI導入における一般的な課題を解決し、これまでAI導入を見送っていたお客様でも比較的気軽に導入できます。

そして最もよくお聞きするのは、AIを導入したいがノウハウのあるエンジニアがいないという課題。これに対してSBクラウドは、経験豊富なAIのスペシャリストが、企画・設計から構築・導入まで一気通貫でサポートします。

元来得意としているクラウド基盤の構築ノウハウと合わせ、データ蓄積から可視化・活用まで必要な統合データプラットフォームを構築します。日々増加し複雑化するデータを適切に処理したうえでAIに投入する設計によって、より精度の高いAIを実現し、システム全体をトータルで支援可能です。

SBクラウドのAIプロフェッショナルサービス
〈SBクラウドのAIプロフェッショナルサービス〉

データ活用コンサルからAI開発・導入まで

データ活用コンサルティングからAIモデル開発・導入までを一気通貫で提供しています。 お客様の課題や状況に応じて、AlibabaCloudのAIプロダクトベースでのAIモデル導入や機械学習開発プラットフォームでの個別AIモデル開発と最適なプランをご提案します。

データ活用コンサルティングでは、既存データや新しく取得すべきデータを定義。データの収集に必要なデータパイプライン、データマートから分析方法を提案します。また、顧客の課題に対して、収集したデータやAI技術がどのように活かせるのか、どのように解決に導けるかを示すAI導入コンサルティングも展開しています。

AIモデル開発・導入の段階ではまず、データアノテーション(データへのタグ付け)を実施。課題解決に向けたAI活用を前段とし、データの変換やアノテーションを行っていきます。続いて解決したい課題や予測したい事象に応じたAIモデルの開発。顧客と共同で、精度やアウトプットを確認しながら導入まで進めます。

コンサルティングから導入まで、お客様と二人三脚でスムーズに導入が検討できるような内容となっているのがAIエンジニアリングチームにおけるプロフェッショナルサービスの特徴です。

データ活用パイプラインのベストプラクティス
〈データ活用パイプラインのベストプラクティス〉

 

AIプロダクト紹介:Image Search


新たな検索手法としての画像検索

次に、Alibaba Cloudの具体的なAIプロダクトをご紹介します。先述の「淘宝網(Taobao:タオバオ)」に見られるような中国のECサイトでは、キーワード検索と同様に画像検索も主流です。

同サイトには、類似画像をレコメンドするAIプロダクト「Image Search(イメージサーチ)」が導入されています。数億枚の画像データを学習済みのエンジンが搭載されているため、類似サービスと比べても1.5倍以上の精度となっています。

Image Searchは既に持っている、またはWeb上にアップされている画像データを登録するだけで、AIが検索画像の特徴を判断し、近しい画像を返します。

Image Searchの画像認識の仕組み
〈Image Searchの画像認識の仕組み〉

画像検索がもたらすユーザー満足度への影響

中国のECサイトにおける画像検索機能導入の背景には、SNSの台頭が挙げられます。「SNSやWeb上で欲しいアイテムを見つけたが、商品名が分からない」「商品が多様化しており、検索の際にキーワードで表現しづらい」といったシーンが生まれているのです。

日本でもInstagramをはじめとして、SNSが同様に流行を見せていることから、言語化しづらい商品でも、容易に検索をすることが可能であり、顧客満足度やCV(コンバージョン)率の向上につながります。

f:id:sbcloud:20190805153228p:plain
講演資料:画像検索導入によるメリット

日本企業の導入事例としては、家具インテリア小売業大手のニトリホールディングス様のECサイトにImage Searchを導入頂いています。同社では2004年からEC事業を展開し、年々売り上げが増加していました。

Image Search導入のきっかけは「顧客にとって分かりやすい商品検索」の追求です。同社のデータによると、多くの顧客が実店舗への来店前にECサイトをチェックするそう。従来の「欲しい商品を言語化して見つかるまで繰り返し検索する」からImage Searchの導入によって「家や街中、店舗などどこでも写真を撮るだけで、直観的に欲しい商品にたどり着く検索」を実現させました。

※ニトリのImage Search導入事例についてはこちらの記事もご覧ください

 

SBクラウドによるAI導入のトータルサポート


SBクラウドのAIエンジニアリングチームではImage Searchをはじめ、様々なAIプロダクトを扱っており、初期設定からアプリケーションの連携、使い方までトータルでサポートしています。

次回のコラムで紹介するのは、すべての開発者やデータサイエンティストが機械学習モデルを迅速に構築、トレーニング、デプロイできるマネージドの機械学習開発プラットフォーム「Platform of Artificial Intelligence(PAI)」。高品質モデルの開発が容易でき、機械学習の各プロセスの負荷から解放されます。ぜひご一読ください。

 

次のコラムはこちら 

 

 

関連リンク

Yusuke Yamada

SBクラウド株式会社 技術部 AIエンジニアリング課 課長

山田 佑輔

大学時代から画像認識技術を研究。SIerや国産パブリッククラウドサービス事業者にて、設計・構築・プリセールス・サポート・新規サービス企画など幅広く経験し、インフラ歴は14年。
2018年にSBクラウドに参画し、AIチームを立ち上げ。以降、多くの企業へのAI導入プロジェクトを主導。