週刊Alibaba Cloud情報局(Vol.5)

SBクラウドの阿部です。

Alibaba Cloudのさまざまなアップデート情報をお知らせする「週刊Alibaba Cloud情報局」、今回は主に6月7~13日までの主要プロダクトのアップデート情報と、6月8日に開催された「Alibaba Cloud Summit 2021」で発表された内容をお知らせします。

※一部、過去のリリースも含まれております。

標準NAT Gatewayの自動アップグレードが開始

ネットワークアドレス変換(NAT)サービス「NAT Gateway」にて、「標準NAT Gateway」から「拡張 NAT Gateway」への自動アップグレードが発表されました。

一部のユーザーは6月3日に実施されており、Message Centerにてアップグレードの通知が届いているようですが、SBクラウド契約のユーザーは6月28日 1:30~8:30(日本時間)にアップグレードが実施される予定です。

自動アップグレードを拒否したい場合は、事前に自身で拡張NAT Gatewayにアップグレードしておくか、チケットで標準NAT Gatewayの継続利用を申請する必要があるようです。ご利用の方はコンソールのメッセージをご確認ください。

Application Load Balancer(ALB)が東京リージョンにリリース

ロードバランシングサービス「Server Load Balancer(SLB)」の「Application Load Balancer(ALB)」が東京リージョンにもリリースされました。

Application Load Balancer(ALB)はアプリケーション層(レイヤー7)に特化しながら、HTTP / HTTPS トラフィックの負荷分散を実現する最適なロードバランサーです。

SLBにはトランスポート層(レイヤー4)に対応した「Classic Load Balancer (CLB)」というインスタンスタイプもありまですが、Webサイトの運営にはレイヤー7に特化したALBを利用した方がより効率的な負荷分散が可能です。

ALBとCLBの仕様比較やサービス概要は下記のドキュメントをご覧ください。

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ここからはAlibaba Cloud Summit 2021で発表された内容をご紹介します。

第7世代のElastic Compute Service(ECS)を発表

第7世代のElastic Compute Service(ECS)の特長(Alibaba Cloud Summit講演動画より)

第7世代のElastic Compute Service(ECS)の特長(Alibaba Cloud Summit講演動画より)

仮想サーバーサービスElastic Compute Service(ECS)の第7世代バージョンが提供されることが発表されました。

第7世代のECSは「X-Dragonアーキテクチャー」とインテルの「第3世代 Xeon Scalable Processor(Ice Lake)」を搭載しており、前モデルと比較してコンピューティングパワーが40%以上向上しているようです。

中国以外のリージョンでは香港とシンガポールに2021年後半から展開される予定です。日本での展開も楽しみですね。

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フィリピンとタイにリージョンを開設。マニラリージョンは2021年後半に開設予定

Alibaba Cloud Intelligence International GMのSelina Yuan氏(Alibaba Cloud Summit講演動画より)

Alibaba Cloud Intelligence International GMのSelina Yuan氏(Alibaba Cloud Summit講演動画より)

Alibaba Cloudはフィリピンの首都マニラに2021年後半にリージョンを開設することを発表しました。Alibaba Cloud Summit 2021の講演ではタイリージョンの開設も発表されましたが、プレスリリースではフィリピンについてのみ発表されています。

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マニラリージョンの開設により、Alibaba Cloudが提供するリージョンは25地域、アベイラビリティーゾーン(AZ)は76カ所となります。

マニラリージョンではElastic Compute Service(ECS)、ストレージ、データベース、ネットワークソリューション、CDNなどが展開される予定です。

Alibaba Cloudはこれまで東南アジア地域にはシンガポール、マレーシア、インドネシアにリージョンを展開してきましたが、日本企業も多く進出しているフィリピンやタイに開設されることで、利用用途がますます広がりそうですね。

ジャカルタリージョンに第3アベイラビリティーゾーン(ZoneC)を開設

Aインドネシアのジャカルタリージョンに3つめのアベイラビリティーゾーン(AZ)が開設されました。Alibaba Cloudのリージョンとアベイラビリティーゾーンの一覧は下記ドキュメントにまとめられています。

マレーシアに「国際イノベーションセンター」を設立

Alibaba Cloudはマレーシアのクアラルンプールにスタートアップ支援や技術者の育成を目的とした「国際イノベーションセンター」を設立することを発表しました。このようなイノベーションセンターが中国国外に設立されるのは初めてのようです。

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東南アジア、香港向けに10億ドルの投資計画を発表

今回のAlibaba Cloud Summitでは東南アジア市場への展開についてさまざまな発表がありましたが、最後に投資の話です。

Alibaba Cloudは今後3年間で10億ドル(約1,090億円)の資金を投入し、東南アジアと香港で100万人のデジタル人材を育成、10万人の開発者を支援、10万社のスタートアップを支援(アクセラレーション)していくことを発表しました。

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Alibaba Cloud Summit 2021はアーカイブ動画も公開されているので、ぜひこちらもご覧ください。

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今週のアップデートは以上です。来週もお楽しみに!

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